長野県諏訪市赤羽根｜赤羽紀行｜東京都北区赤羽から全国の赤羽・赤羽根を探し歩いています

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長野県諏訪市赤羽根

長野県諏訪市赤羽根

　諏訪市は、北は八ヶ岳に連なる山々や霧ケ峰高原、東は茅野市、北西は南アルプスに連なる山脈に囲まれ、南西側を諏訪湖に接し諏訪盆地のほぼ中央に位置しています。
　諏訪信仰の中心地として神事や祭事が今も受け継がれ、諏訪大社など歴史的遺産が多く残っています。

　三味線と小唄の恵美竜師匠は「諏訪市に行くのなら諏訪大社に行きなさい。絶対に行かなくちゃね。」
「赤羽根を探しに行くのに…。」といったところで聞いてくれません。「絶対に行って、報告するのよ。」なんてやりとりがありまして…。


諏訪大社上社本宮	諏訪大社上社前宮	諏訪大社下社秋宮	諏訪大社下社春宮

　諏訪大社は上社の本宮・前宮、下社の秋宮・春宮の四社からなりたち、全国に1万の摂社末社をもつ諏訪神社の総本山です。武田信玄が信仰した社でもあり、「十五夜相撲」など多くの神事・祭事があります。
　七年毎に行われる御柱祭りは諏訪大社の神事で、祭りの規模・勇壮さで天下の大祭のひとつに数えられています。

　諏訪湖ではワカサギ釣りが盛んで、冬場は寒さをしのぎながら釣りが出来きるドーム船もあります。
　水深が浅い諏訪湖では、湖の水が凍って氷が膨張・収縮を繰り返して割れ、ひび割れの中の昼間溶けた水が夜凍って競りあがって出来る「お神渡り」と呼ぶ現象が1月頃に見られます。
　上諏訪駅から湖畔一帯にかけては、広範囲に温泉が湧き出ていて、旅館や官公署・会社・学校・一般家庭にも利用されています。また、諏訪湖畔の間欠泉は高さ50mにもおよび世界有数で日本一の規模です。

北澤美術館

　アール・ヌーボーからアール・デコのガラス工芸品を展示しています。エミール・ガレ、東山魁夷などの作品が見られます。

高島城

　約400年前に豊臣秀吉の臣下、日根野織部正高吉が築城しました。城内は桜・藤の名所として公園になっています。

　諏訪湖周辺は、霧ヶ峰の伏流水と諏訪盆地特有の冬の厳しさを生かした酒の町です。
　初めに宮坂醸造株式会社を訪れました。創業は1662年。諏訪大社のご宝物「真澄の鏡」を酒名に冠した日本酒です。全国新酒鑑評会6年連続金賞受賞をした大吟醸・夢殿、山花、別撰金寿、真澄などの日本酒の他に、焼酎、リキュール (かりん酒、梅酒)も販売していました。
　蔵元には独特の雰囲気があって、何かしっとりとしてゆったりとした時間に包まれてしまいます。


寛政元年西暦1789年創業、200年以上酒造りを続けている麗人酒造です。　平成13年全国新酒鑑評会で金賞を受賞しています。霧ヶ峰高原の伏流水を自家井戸から汲み上げて仕込み、瓶の洗浄にも使用しています。　辛口の酒「大吟醸和寛」をいただきました。冷も燗も美味しいです。		麗人酒造株式会社の純米にごり酒紅麗花別誂えです。桜をデザインした2019年春季限定ボトルです。ほんのりとしたうす桃色が春らしいです。

　上諏訪にある日本一小さいかもしれない造り酒屋酒ぬのや本金酒造です。
　創業宝暦6年、250年続く諏訪市では二番目に長い歴史があります。
　家族経営なので生産量も少ないのですが、旨い酒造りに頑張っています。
　長野県独自の酵母「長野酵母D」を使用した本金大吟醸を飲みたいと思います。

信州そばのそば蔵本店で、山芋せいろをいただきました。

天然酵母パンの店こころ屋では、食パンのライ麦パンが人気です。

　赤羽根は城下町の東端、中央本線「上諏訪」駅から東京方面へ向かって、国道20号線と交差する辺りにあります。「あかはね」と読みます。


電柱	諏訪バス赤羽根	かりんちゃんバス旧道赤羽根

かりんちゃんバスは、諏訪市内をくまなく循環しています。1日乗車券が便利です。

　峠の釜めしおぎのや諏訪店が中央自動車道諏訪ICの入口近くにあります。
　勿論峠の釜めしを買いました。


中央本線上諏訪駅	諏訪市役所	ベルシャイン地元の野菜・果物が豊富です。

ちょっと足を延ばして、茅野市まで素敵な庭園を見に出掛けました。

　茅野市のバラクライングリッシュガーデンは、イギリスの専門家が設計した本格的な英国式庭園です。
　2月の下旬から咲くスノードロップから12月のクリスマスローズまで、ここでは3,000種をこえる植物が咲きます。
　日本に居ながらにして自然を生かした英国式庭園に浸ることができます。園内にいるとルイス・キャロルの「不思議の国アリス」を思い出しました。草花の間から小さな動物がひょっこりと顔を出してきそうです。

参考文献

　角川書店　日本地名大辞典　長野県
　㈱平凡社　日本歴史地名体系　長野県の地名