栃木県芳賀郡市貝町赤羽

 市貝町は栃木県の南東に位置し、東は茂木町、南は益子町・真岡市、西は芳賀町、北は塩谷郡高根沢町と那須烏山市に接しています。南西部は平坦で耕地が多く、一部多田羅溜周辺が県の自然環境保全地区に、また東北部は山野が多く、一部が那珂川県立自然公園に指定され、静かで緑が豊かな町です。

 北部の芝ざくら公園、南部の伊許山・多田羅沼、那珂川県立自然公園など自然に恵まれた町です。

 芳那の水晶湖の隣接地に、平成18年4月、「芝ざくら公園」がオープンしました。植栽面積は2.2ヘクタールで、本州最大級の総面積です。赤・ピンク・白・紫の芝桜が咲き誇っていました。

 市貝町役場のそばのバイパスに、「道の駅 サシバの里いちかい」が出来きました。
サシバとは、カラスよりも小さなタカの仲間です。渡りをする鳥で、冬は東南アジアで過ごし、春から秋にかけて日本で子育てをします。農産物直売所で、筍とアスパラが美味しそうなので買いました。

 道の駅の カフエ三四八 で、モーニング (コンビ) をいただきました。ブドウパンとフランスパン、野菜がたっぷりのサラダ、サシバブレンドコーヒーです。朝7時に開店する素敵な店でした。きっと繁盛する店になると思います。
 店で、紙と木の食器を使っていたので、4年前、在日フランス大使館が建替えになり、 旧庁舎で開催されていた、No Man’s Land 「ノーマンズランド」展の時、食事が出来るル・モンサンミシェルで、コーヒーとイチゴクレープをいただいたことを思い出しました。食器がナチュラルで、素朴な木の感覚が印象に残っていました。

 「ブーランジュリー アンジュール」は、ハード系のパンの店ですが、カフエ三四八でモーニングでいただきましたので、クリームパン、あんぱん、メープルブレッドなどのソフトなパンを買いました。

赤羽小学校メモリアル
赤羽小学校 赤羽小学校の
旧校長先生です。

 平成12年12月のある平日、すでに午後2時をすぎていて日が短いので写真を早く撮らなければと気忙しく思っていた時に、校庭で生徒達と一緒に落ち葉を掃除している先生がいました。『私の住む東京都北区の赤羽と同じ地名の小学校の写真を撮らせて下さい。』とその先生にお話して校庭に入り、写真を撮らせて頂きました。
 その時のお礼も簡単に済ませてしまった事が気になり、翌週に写真を撮らせて頂いたお礼と、赤羽という地名の由来を知りたくて、私の町の赤羽小学校の写真を持って再度伺いました。あの時の先生は先週と同様に生徒達と一緒に落ち葉の掃除をしていました。先生は、私を見るなり『あの時の人だね。良かったら中に入りませんか?』と言われて通された部屋は校長室でした。まさか校長先生が生徒達と一緒に校庭で落ち葉を掃除していたとは夢にも思わず、その行動に感激して無理を申して写真を撮らせて頂きました。校長先生はとても温厚な感じを受けました。その節はお忙しい中、私の趣味の為に貴重な時間をさいて頂きまして本当に有難うございました。

 新しい校長先生は器械体操の鉄棒で、昭和49年全日本学生選手権(インターカレッジ)で優勝されたそうです。オリンピックに出た笠松茂さんは中京大学の先輩で、梶山広司さん、五十嵐久人さんは友人(日大)になるとのことでした。今まで中学校に約28年勤務され、小学校は初めてだそうです。
新しい校長先生、これからもよろしくお願いします。

お二人の校長先生は、すでに退職・異動されています。

 赤羽工業団地の中に赤羽公園がありました。

赤羽城跡
 赤羽城跡は文亀元年9月、紀氏の三男赤羽右京之進が築城したという(入野家文書)。
赤羽小学校の西側の竹林の中にあります。北側は麦畑でした。

 赤羽の地名について・・・・・、建保元年4月、三浦一族の埴生和泉が鎌倉の戦闘に敗れて、東野広原と称されていた当地に来て赤羽邑を開創し、承久2年9月26日紀氏が赤羽邑を領することとなり、地名を赤羽と改めたという(入野家文書)。
 赤羽(アカバネ)のアカは、開(アカ)の転で、開墾地を意味し、バネはハネの濁音化で、ハニの転であろう。埴(ハニ)は、俗にいう赤土(関東ローム層)と思われます。これらのことから、赤羽は開墾によって露出した赤土に由来する地名と考えられます。

東野バスのバス停

赤羽郵便局  

電柱 交通標識

市貝町役場 真岡鉄道・市塙駅 赤羽保育所

益子焼窯元共販センター
 隣町・焼物の益子町で「赤羽まんぢう」を見つけました。古峯神社参拝の後湯西川温泉に泊まり、翌日益子町へ焼物を見に行く機会がありました。何気なくバスの窓から外を見ていると、「赤羽まんぢう」の看板を見つけました。益子町は市貝町の隣なので赤羽があってもおかしくはないと思っていました。;昼食を益子焼窯元共販センターで食べ、出発までの残り時間で「赤羽まんぢう」を探して見ましたが、そこの売店には置いてありませんでした。レジにいた益子焼窯元共販センターの支配人Tさんに声をかけたところ、「赤羽まんぢう」は私の同級生がやっているから連れて行ってあげると、約2km離れた赤羽まんぢう本舗まで車に乗せていってくれました。益子焼窯元共販センターの支配人Tさん大変ありがとうございました。

赤羽まんぢう本舗
 さっそくご主人とお会いして、写真を撮らせていただきました。お話を伺うと、息子さんは東京都北区王子の都電最中で有名なお店で約4年修行しているとか、王子は私の住む赤羽の隣の隣町です。縁は異なものとよく言いますが、またいい出会いがありました。赤羽まんぢう本舗のご主人の赤羽さんこれからもよろしくお願いいたします。

参考文献
 角川書店 日本地名大辞典 栃木県
 兜ス凡社 日本歴史地名体系 栃木県の地名
        栃木県大百科事典
 落合書店 とちぎの地名

訪れた日 2000/12/05・12 2002/05/21・10/30 2007/05/01 2014/05/20

市貝町役場 〒321-3423 栃木県芳賀郡市貝町大字市塙1280 TEL 0285-68-1111

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