栃木県真岡市赤羽
 真岡市は栃木県の東南部に位置します。西の境を鬼怒川が流れ、その東岸に真岡台地が広がり、その中央部を五行川が流れる広やかな台地と沖積地の田園都市です。旧奥州街道すじの要地として、江戸時代以後栄えました。
 『真岡木綿』の集散地として知られています。真岡市のいちご生産は、年間約8,900トンの集荷量で、日本一です。

 真岡線は、日本で最初のローカル線として明治45年に誕生しました。現在は、第3セクターの真岡鉄道に引き継がれています。「C1266」と「C11325」の2両のSLが走っています。

「関東の駅100選」に選ばれたSLをモチーフにした駅舎です。

 
 清酒「桜川・五百万石」醸造元の株式会社辻善兵衛商店は、創業宝暦4年(1754年)。平成12年には、関東信越国税局が開催した酒類鑑評会で栃木県第一位を受賞しています。
 平成14年10月 昼ごろにアポイントなしで伺いました。注文した日本酒を蔵から出てきてラベルを貼ってもらう、まさに出来立ての日本酒です。当主にお会いできますかと、尋ねると仕込みに忙しくとても無理との返事。仕事の終わる夕方ならお会いできると聞き、改めて5時過ぎに伺いました。

当主
麹室
 『米が収穫されると、日本酒の仕込が始まり、10月から翌年の4月頃まで、旨い酒をつくるため、ほとんどかかりっきりになってしまう』そうです。仕事に疲れているにもかかわらず、十六代辻善兵衛氏に会い話を伺いました。酒米は山田錦・五百万石、特に五百万石はこの地の水とよく合い、旨い日本酒が出来るそうです。『吟醸酒、特別醸造酒だけでなく、普段飲む酒も味をよくしたい』と、若き当主は目を輝かせて話してくれました。
 その意気込み通り、月刊雑誌『dancyu』の酒特集で有名な銘酒を押しのけて、アメリカ人ジャーナリスト、ゴントナー氏の推薦を受けています。当主は、夏は気分転換に北海道の大地をバイクで走り回り、自然の中で気分をリフレッシュするのが楽しみだそうです。満天の夜空に輝く星々が心を和ましてくれます。これからも楽しみな酒蔵でした。

 真岡市の赤羽は北東部に位置していて、2つの地区が飛び地として立地しています。地名の由来は、宇都宮氏の家臣赤埴氏が居住していたこととも、赤土の多いことに由来していたとも言われています。天保郷帳に赤羽村新田として、芳賀郡に所属していました。
 明治4年宇都宮県を経て、明治6年に栃木県に所属。明治22年に市制町村制施行により、他10ヵ村と合併し、大内村に含まれる。昭和29年3月、芳賀郡真岡町・山前村・中村・大内村の1町3ヵ村が合併して真岡町となり、同年10月市制施行により、真岡市となります。

赤羽上公民館

カーブミラー

 61号線を東に入ったところに、赤羽公民館がありました。目の前は田んぼと麦畑です。麦が黄色く実っていました。


 C PORT PASTRY ( シー ポート ペイストリー ) は、自然派カフェで、地元でとれるフルーツを使ってお菓子を焼いています。カスタムケーキが人気のようです。
 私は、ランチをいただきました。アメリカでスイーツとオーガニック料理の修行をした店長さんが作る、玄米と安心な素材を使った野菜、野菜たっぷりのスープ、飲物はレモングラスのハーブティーです。おいしいです。


 「パン デ スマイル」を訪れました。石釜焼きのパンが80種類ぐらいあります。レーズンブレッド、カレーパンなどを買いました。


 そば処一心亭で、昼食に野菜天盛りそばを食べました。店内は落ち着いた雰囲気です。のど越しがつるつるして、後味は、さっぱりとしています。美味しくいただきました。

真岡市役所 五行川

参考文献
 角川書店 日本地名大辞典 栃木県
 兜ス凡社 日本歴史地名体系 栃木県の地名

訪れた日 2000/12/05 2002/10/30 2007/04/30 2014/05/20

真岡市役所 〒321-4395 栃木県真岡市荒町5191 TEL 0285-82-1111

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