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伊達市は北海道中央南西部にあります。東は登別市、東南は室蘭市に接し、西部は内浦湾に面しています。北東部には現在も火山活動を続けている有珠山があります。
四季を通じて比較的温暖で冬季の積雪量も非常に少なく、北海道には珍しく柿や桃が実ります。
漁業はウニ・ホタテ・アワビなどの貝類と、コンブ・ワカメなどの海藻類を主とした栽培漁業が発達しています。 |
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地名が物語るように、この街は仙台藩一門の 亘理・ 伊達家が拓きました。戊辰戦争で賊軍となり領地を減らされたため、領主伊達邦成主従の士族が団体移住して蝦夷地開拓の道を選びました。苦難の末に開拓に成功した伊達市は独自の文化が創られています。作家の宮尾登美子さんもここに移り住んでいます。 |
伊達市を訪れた日の天気予報は雨でした。千歳空港から車は道央自動車道を南下すると、激しく降る雨の中をすれ違う車の台数は少なくて寂しさが募っていきます。雨が止むと濃い霧になったり、キツネ・鹿に注意の看板が目に入ります。有珠山サービスエリアで休憩をして、もうすぐ伊達市に着きます。
「だて歴史の杜」の中には歴史的な建造物が多く残っていました。 |
明治33年7月1日、有珠郡の有珠村・稀府(まれっぷ)村・東紋別村・西紋別村・長流(おさる)村・黄金蘂(おこんしべ)村の6カ村が合併して一級町村の伊達村が成立。大正14年8月1日に伊達町となる。そして昭和47年4月1日に伊達市が誕生しました。その後の平成18年3月1日に大滝村を合併しました。 |
旅行の楽しみは美味しい食事をすることです。手打ちそばの「そば処 末廣屋」は伊達市役所の近くです。やっぱり蕎麦は外せません。
道の駅「だて歴史の杜」の駐車場の向かいにある「ラーメン いしかわ」は昔懐かしい味でした。色の濃い醤油ラーメンのスープは、チャーシューを煮込んだスープを継ぎ足して使っているそうです。ラーメンは塩・味噌・醤油が主体で、炒飯にカレーラーメンを一緒に食べるのも好評だそうです。
夕方5時過ぎに行きましたが、今日は午前中までの営業で休みだったところを「東京から来ました」と電話で話したら、それならと開けていただきました。感激でした。
料理番組の取材でもないのに有り難うございました。嬉しさで味わいも格別でした。とても気さくな女性の店主さんでした。 |
伊達市には、網代・乾・弄月(ろうげつ)・・・などの道内ではあまり見られない雅やかな地名があります。名付けたのは開拓の祖・伊達邦成で、家臣に命じて地名にちなむ和歌二十首もつくらせました。 |
ここの赤羽根は地名ではなくて、三級基準点でした。日本測量系(旧測地系)赤羽根(調)・北海道伊達市有珠町226-14地先ですが、図書館と伊達市の建築課で調べて頂きましたが位置は見つかりませんでした。
三角点の住所のそばに赤羽根様宅がありましたのでお邪魔して伺ってみました。お話によれば、赤羽根様は岩手県から移住したそうで、昔は有珠駅の近くまで土地を所有していたそうです。大きな地主さんですね。赤羽根様も三級基準点を憶えていないそうです。突然に伺いましたが親切にお話をさせていただきまして有り難うございました。
国道37号線と赤羽根様の敷地との境の国道敷地にありそうです。 |
参考文献 |
角川書店 日本地名大辞典 北海道
兜ス凡社 日本歴史地名体系 北海道の地名 |
伊達市役所 |
〒052-0024 北海道伊達市鹿島町20-1 TEL 0142-23-3331 |
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